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鉄道写真とマナー

好きなものに敬意を表するためにもマナーを守ることが大切

鉄道好きになった理由は、人それぞれ異なるでしょう。
いずれにしても、何らかの魅力に引き寄せられ、好きになったことに違いはありません。
そんな自分にとって多くの幸せを与えてくれる鉄道に、どんな時でも敬意を表して接していたいと思います。

テレビなどで、鉄道写真好きな方のマナーの悪さを見ることがありますが、その度に心が痛みます。
どうして大切な物に対して、丁寧に向き合うことができないのかと残念に思ってしまうのです。

誰か一人の鉄道写真好きのマナーの悪さによって、丁寧に鉄道に向き合っている多くの人間が悪く思われてしまうのです。
これは、鉄道好きな方にとって、非常に悲しくて情けないことです。
マナーを守ること、ルールを守って写真を撮ること。
どうかこれだけは、お互いに注意しませんか?

撮影時に注意したいこと

良い写真を撮りたいがゆえに、他人の敷地に入る人がいますが、これはルール違反です。
また、線路に入るのもルール違反、且つ危ないので絶対にしてはいけません。
こういったことをしていると、自分だけでなく、鉄道写真好き全員のイメージが確実に下がってしまい、いろいろな人に迷惑をかけてしまうのでしないようにしてください。

フラッシュ写真もNGです。
電車の運転手が、フラッシュによって運転を誤ってしまったら、多くの方に迷惑をかけることになります。
残像によって運転中正しく判断できなくなれば、大事故が発生してしまうことも考えられます。

ほかにも、いろいろしてはいけないことがあるので、鉄道写真を撮りたい方は、もう一度して良いこと悪いことについて確認してみることをおすすめします。
悪意が無くても、結果的に誰かの迷惑になっていれば、それは当然マナー違反になります。

ホームでの三脚は控えたほうが安心

人の乗り降りが多いホームも多数存在しています。
そんな中、三脚を立てて撮影するのは多くの方の迷惑になってしまいます。
また、危険な行為でもあります。

良い写真を撮りたい気持ちは分かるのですが、やはり電車を利用する人のことを優先に考える必要があります。
混雑するホームでの三脚は、控えることをおすすめします。

車中で騒ぐことの見苦しさ

これは、鉄道写真好きに限ったことではありませんが、車中で騒ぐ集団に遭遇することもあります。
もちろん、多少の話し声であれば問題ありませんが、大声で笑ったりしゃべったりしている人たちに出会うと、残念な気持ちになります。

鉄道好きだけでなく、通勤通学で鉄道を利用している人も含め、みんなが気持ちよく電車に乗られるように、ちょっと気を配れば良いだけの話なのです。
大好きな鉄道が、もっと多くの方から愛されることを願いつつ、静かに丁寧に利用したいものです。