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スマホでも鉄道を撮影しています

機能が向上しているスマホカメラの特徴は?

新機種が登場するたびに進歩が見られるスマホは、カメラ機能についても同様で、デジカメと比較しても遜色を感じないくらいのレベルに到達しています。
これまでは日常の風景を撮影する分にはスマホカメラで十分、でも特別な習慣、本格的な撮影には向いていないとのイメージがありました。
しかし、現在のスマホカメラのレベルなら、工夫ひとつでどんな場面でもよい写真を撮影することが可能になっています。

そんな「ひと工夫」のためには、まずスマホカメラの特徴を知っておく必要があります。
まず長所として、小型で携帯が楽、さっと取り出してパッと撮影できる、さらに高速での連写も可能になっている点が挙げられます。
鉄道を撮影する場合、とくにこの高速での連写機能がとても重要になります。
また、線路沿いを歩いている時に走行する鉄道が見えてきたときなど、すぐに取り出して撮影できる点は大きな武器になるでしょう。

一方、弱点もあり、最大の問題点は望遠レンズが使用できない点でしょう。
近くで撮影する分には何の問題もないのに、遠くから撮影するとぼやけてしまいがちで、景色と一緒に鉄道を撮影する場合などはこの点がネックになります。
それから、速く動いているものの撮影にも向いておらず、ゆがんだりぼやけてしまいます。
線路近くで走行中の鉄道を撮ろうとすると、この問題がしばしば露呈します。

スマホで鉄道を撮るコツとは?

こうした特徴・弱点を踏まえたうえで、うまくスマホカメラで鉄道をうまく撮っていくことになります。
まず、駅のホームなど適度な近さで動いていない鉄道をメインに撮影する、動いている鉄道を撮影したい場合には、鮮明に撮影できる範囲内でできるだけ遠くから撮影した方がよいでしょう。
景色と一緒に鉄道を撮影したい場合でも同様ですが、スマホカメラでは限界があるかもしれません。
動画とうまく組み合わせて、きれいに撮れる方を選びましょう。

それから撮り方のコツですが、画像がブレないように安定した姿勢で撮影するよう心がけることがまず第一です。
とくにスマホの場合、片手で撮影する人もいますが、鉄道を撮影するときに片手撮影をすると高い確率でブレてしまいます。
両手でしっかりと支えること、それとスマホは軽量なので、シャッターを押すときにスマホが動かないように注意しましょう。

スマホは軽量で携帯も楽なので、どんな場所でも撮影できるメリットがあります。
例えば人がたくさんいるホームでも、ちょっと立ち止まってパシャリ、なんてこともできます。
ですから、鉄道をメインにするだけでなく、「鉄道がある身近な風景」的なコンセプトで撮影してみるのもおすすめです。
かさばる大型カメラではなかなか撮影できない、魅力的なショットを撮影することもできるはずです。