バイク探偵参上
自分の自己紹介をしよう。
自分は探偵である。
それもバイクをこよなく愛し、尾行調査には愛用車で出動する。
自分のことはバイク探偵と呼んでいただきたい。
さて依頼人がきたようだ。
今回はどんな内容か楽しみである。
ほう旦那さんの浮気調査だった。
我が探偵事務所がもっとも得意としている分野だ。
浮気の調査
浮気調査で大事なことは、対象者の移動手段だ。
日ごろから、車なのか、電車なのかが重要になってくる。
今回の対象者は、オートバイを主に使用し、休日は車に乗ってどこかへ行くそうだ。
残業が続き日付が変わっても帰ってこない、休日も一人でどこかへ行くようになったとのこと。
ふむ怪しい傾向はでている感じだ。
もう一声が欲しいが、あるのかを確認する。
おお家でも携帯を手放さないの、ふむ浮気の条件にあてはまる。
中は見られたか確認するが、お風呂中にロックをあけてみたが母親とよく連絡を取っているのはわかったそうだ。
本当に母親だろうか。
不明なアプリが入っていたので調べてら出会い系アプリだったので、あぁやっぱり浮気しているんだと確信しているようだ。
依頼者が有利になるよう、証拠を集めて欲しいと言ったことだろう。
対象者の持ち物や服にGPSを付けられるか確認。
ここでのポイントは、オートバイにGPS機能があるものをつける探偵事務所は危険である。
オートバイは単純な行動のため、GPSの装置を隠す場所が限られている。
よって対象者に気づかれる可能性があるのだ。
機動力に優れたバイクを使用
バイクは機動力がいいので尾行に優れている。
対象者に気付かれないように、走行中の車の後ろに隠れることができる。
加速も可能な上に、エンジンを切ることで押すことにはなるが歩行者用道路も通れるようになる。
尾行にはバイクが一番だ。
ただし運転中は写真を撮ることが少々困難なため、工夫が必要だ。
また張り込みをしたい場合、隠れることが困難なので適していないことがネックだ。
車であれば、テレビでよくみる隠れて張り込みはできるだろう。
臨機応変が必要だろう、しかし自分はバイク探偵車の力はかりないのがポリシー。
ふっ、どうやって張り込むのかは企業秘密だ。
尾行中に事件が
ななんだと、対象が自分に気づいた事件発生だ。
離れていたが振り切ろうと、スクーターのスピードをあげたり曲曲がったりを繰り返す。
自分はプロだ、この程度事件とはいえないかもしれん。
浮気相手、その家、よく利用するホテルも掴んでいる。
今向かっているのは、どれにも当てはまらない方向だ。
仕方あるまい、自分は一度事務所へ戻り、違うバイクとライダースーツ、ヘルメットを変える。
これだけでも雰囲気が変わる。
さて、浮気相手の家など目星がついているところにでも行って、対象者のスクーターを探すとするか。
もう証拠も揃いつつある、最後の調査のために自分はバイクを走らす。
今回は、相手を母親と登録して連絡を無難会話で合言葉が作られてた。
もっと頭を捻るんだな、ここから自分の担当ではない依頼者へ幸運を。